MAGUS(マグアス)とは、紀元前の古代ペルシアに栄えた「メディア」王国の祭司階級の名に発しています。今、日本のアートシーンに最も必要なのは、世界と日本、アーティストと生活者、アートマーケットと企業、アートとサイエンス、アート業界と普通の生活……ここに存在する情報と常識と価値観のギャップを明確にし仲介し、交流させること=すなわち「メディア」の機能だと考えています。とても素敵な事が内輪で完結している。論争すべきテーマが放置されています。私たちは、その交流の場をさまざまな形で作りだす事を目指すべく、これを社名にいたしました。
「日本のアート業界が今後さらに大きく発展するためには、より多くの人にアートに関わる様々な情報発信やアートを様々な領域で活かすための啓蒙活動を通じて、身近にアートが溢れる世界観をつくり上げて行く必要性があると私たちは考えています。MAGUSがこの夢を実現させると信じて、私たち、寺田倉庫はこれからもアート業界をますます応援してまいります」
代表取締役社長
寺田 航平
「まちづくりを通じてイノベーション創発に取り組んできた当社は、長年にわたりまちやオフィスなどにアートを取り入れてきました。アートは、教養としてだけでなく、思考のとらわれからの解放や批判的思考にも奏功するほか、ワーカーのコミュニケーションや気づきを促進、様々な価値観の受容につながります。出資を通じて今後もまちづくりや開発、顧客とのリレーションにアートを取り入れ、豊かな社会の構築が図られれば幸いです」
営業企画部
協創マーケティング室長
「消費者の価値観がモノからコトへ変化するなかで、ファッションビジネスの中でもアートやカルチャーが与える影響が大きくなってきています。グループ内の事業会社にアートが持つ持続的な付加価値の知見を広げ、新しいファッションの提案に生かすと共に、日本初のアートプラットフォームとして社会に貢献できる企業となるように共創していきます」
経営戦略室
「Bunkamura、東急シアターオーブをはじめとした文化事業を通じて、当社はこれまでも世界中の文化・芸術の魅力を発信し、街のにぎわいを創出してきました。顧客ニーズやライフスタイルが多様化する現代社会において、豊かさを提供するためにアートは必要不可欠な存在と考えています。MAGUSの取り組みを通じて、アートによる社会価値創造を追求し、心身の健康と豊かさに満ちた『世界が憧れる街づくり』を目指してまいります」
沿線生活創造事業部 エンターテインメント事業推進グループ 統括部長
南口 綱
「今、日本に必要なのはアートシンキングではなく、アーティストのようなパッションに基づいた行動です。そして、今回の取り組みは、ライフスタイルの提案、アート経済圏でのリード役の獲得だけではなく、国際的に低下傾向にある日本の存在と日本人の意識を向上させる可能性をも秘めていると、私たちは考えています。そして、2025年には『こんどの自分へのご褒美は、アート作品だなあ』という会話が街のカフェで興じられ、企業のミーティングルームにアートが飾ってあることが当たり前になる。そんな日常にしたいと思っています」
株式会社MAGUS
創設者